役に立たないフリーランスの話 その3.季節の波

 この仕事をしていてよく誤解されるのは「夏が忙しくて、他はヒマ」と思われているふしがあるということである。「サマーキャンプ屋」のイメージがあるのだろうか。実のところ一年のうちで最も忙しい時期はいつかというと、2月と3月である。

 この時期は家の壁面に「やらねばならないコト」のリストがポストイットで貼られ、一つ終わるごとに剥がされるのだが、いつまで経っても減らないどころか、逆に増えていったりする。(増やしてくれるヒトありがとう!)

 この時期には事業の報告書のとりまとめや諸処の研究会の類の原稿書き、年度末駆け込みで企画される研修会、毎年2月の企業研修の個人所見レポート書き、大学講義の期末レポート採点、そして週末には主催事業の「美山を歩くスキー」があったりで、猫の手も借りたいのだが「だれかに代わってやってもらえる仕事」がほとんどないのも辛いところである。

 比較的閑な時期は4月、5月(年度明けは人事異動もあり役所がまだ機能しないし、ゴールデンウィークも仕事の依頼はまずない)、8月(意外なようだが主催キャンプなどをやっていないので実は仕事は少ない)、12月(だいたい2週目までで仕事はおしまい。あとは忘年会だけ。でも昨年は12月良く働いたな。)まとめて休みをとる(最初から仕事の予定を入れないようにする。)なら5月や8月、そして12月あたりなら、クライアントに迷惑をかけずにどこかへ行ってしまうことが可能なのだ。

コメントは受け付けていません。