役に立たないフリーランスの話 その17.プロフィール

 前にも書いたが、フリーランスは自分のことを説明するのが難しい。講師やゲストとして呼ばれると、募集チラシや参加者用配布資料に「講師プロフィール」が載ることがある。200字位で書くわけだが、自分自身のことを簡潔かつ、わかりやすく表現するというのはなかなか難しいものだ。

 みなさんも、一度自分のプロフィールを書いてみてはいかがだろう。学歴、職歴、活動歴、関心分野、メッセージなどを簡潔に200〜300字に書いてみるのだ。

パターンその1

○西村仁志(環境共育事務所カラーズ 代表)

1963年京都生まれ。20代から環境教育や自然体験活動に興味をもち、7年間勤務した京都YMCAを退職し1993年個人事務所「環境共育事務所カラーズ」を開業。自治体や企業、NPO等の環境学習・市民参加まちづくりのコーディネートや研修会の企画運営などを行っている。大阪薫英女子短期大学「自然活動学」、同志社女子大学「環境教育論」の嘱託講師を務め、文部科学省「野外教育企画担当者セミナー」「環境教育担当教員講習会」等でも講師を務めている。

 これは役所が喜びそうなナカナカ堅めのプロフィールだ。しかしこれをあらかじめ読んでイメージをふくらませてから実際私に会うとすごいギャップがあるらしい。

パターンその2

○西村仁志(環境共育事務所カラーズ・代表 メールマガジン”Colors ofNature”発行人)

1963年京都生まれ。20代から環境教育や自然体験に興味をもち、何かしたい思いがふつふつと湧いて、周囲の心配をよそに7年間勤務した京都YMCAを退職。アメリカへの一人旅のあと、無職で家族とたのしく暮らしていたら「環境共育」と”Colors of Nature”のキーワードに出会い、1993年個人事務所「環境共育事務所カラーズ」を開業。

環境学習・市民参加まちづくりのコーディネートや研修会の企画運営などを行っている。

 ちょいと遊びのテイストを入れたパターン。こちらのほうが本人のキャラクターを的確に表現できていると思う。

 要は仕事の内容や依頼主の様子、参加者の層などを考えながら使い分けたりするのだが、いずれにせよイチから書くのは大変な作業なので、前にどこかで使ったものを使い回すことになるのだが、やはり内容は少しづつ変化してくる。

パターン3

○西村仁志

1963年京都生まれ。大学在学中よりYMCAのボランティアとして、青少年活動および国際交流活動に関わる。卒業後はYMCA職員として7年間勤務ののち退職。1993年からは個人事務所「環境共育事務所カラーズ」を開設し、環境教育、市民活動のプランニングを行っている。今いちばんホットでやりがいのある仕事は「人と人、人と自然の新しくて、幸せな関係づくり」。その中身は、人間関係トレーニング、リーダーシップ養成、アウトドア・イベント、自然から学ぶ旅行、まちづくりワークショップなどの企画から実施。コミュニケーションペーパーの編集など幅広い。

 これは5、6年前に使っていたパターンのものだ。ちょいとゴテゴテして宣伝臭いところが自分でも気に入らなくなったのだと思う。

 ところで、研修会などの開会の際に受講者を前にして「講師紹介」として司会者からこのプロフィールが読み上げられることがあるが、あれだけは勘弁して欲しい。恥ずかしすぎる。

(2002年4月1日 「Colors of Nature」メールマガジン第274号から)

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