「わたしが社会にどう関わるか」
ゲスト:西村仁志(環境共育事務所カラーズ代表・
同志社大学大学院総合政策科学研究科准教授)
姫野雅義(吉野川シンポジウム実行委員会代表世話人)
環境問題に対し、日本初の住民投票を実現し、公共事業を止めた
吉野川の取り組みを通して、自分の活動の根っこ(動機)に
なるものを探したり、確認したりしながら、
したたかにしなやかに平和の道のりを歩むためにはどうしたらいいか、
体験を通して学ぶ。
1月13日(日)13時〜14日(月祝)16時
(集合解散は、徳島駅周辺・大阪東京方面からの当日参加も可能)
参加費:18,900円 定員20名
詳しい要項は
西村さんに、このセミナーに向けての思いを
熱く語ってもらいました。
――セミナーの要項をどう読みましたか?
西村仁志:地球や、地域や、「いのち」とのつながりを
実感することがきわめて少なくなってきてしまった今の日本の社会に
あって、徳島の人々にとっての「吉野川」は、身体化しているといっても
いいくらい、自分自身と分かつことの出来ない存在として
流れて続けているのかなと思います。
そういう基盤があってこそ、吉野川によって日本の市民運動の新しい基軸が
開かれたんだと思っています。
――このセミナーでどんなことに取り組みたいですか?
西村:吉野川第十堰を一緒に歩くと、吉野川の豊かさや、
堰をつくり守ってきた先人の知恵といっぱい出会うこと
ができますよね。
そこを出発点にしながら、私たちの未来の社会を
どのようにつくっていくのか、参加されるみなさんと一緒に
じっくり考えたいです。
――ご一緒する姫野雅義さんの印象は?
西村:「印象」になってないかもしれないけど…。
姫野さんとのご縁は、2001年1月に「環境教育ネットワーク千刈
ミーティング」に来ていただいて一緒にワークショップをやったことからです。
あれからもう7年になります。例の住民投票があった翌年でしたから、
われわれファシリテートスタッフも、参加者も興奮状態でした。
そんななか、参加者も、姫野さんも、スタッフも、いっぱい話をして、
いっぱいアイデアを出して、みんな相互にエネルギーが交換できたような、
そんなすばらしい場になったんですよ。
そして姫野さんの、穏やかだけど熱い語り、そして一人ひとりの話に
耳を傾けてくださる姿勢に共感しました。
それでね、今年は七夕の日に京都で思いがけず姫野さんと
久しぶりに再会したんですよ。(飲み屋の前で!)
よく覚えてくださっていて感激しました。
それがきっと今回7年ぶりに一緒にワークショップが実現できるという
「前兆」ですよ。ほんとにうれしいですね。
――参加を検討されている皆さんへメッセージをお願いします。
そんなことで、姫野さんとワタクシ西村仁志が7年ぶりに
ワークショップの場で相見えるというわけです。
姫野さんとみなさんの「やる気」をいっぱい引き出せるように、
達郎さんはじめTOECのスタッフとともに、楽しく進行していきますよ。
すでに個人的にかなりテンションがあがっているのですが、
参加されるみなさんと一緒に、新しい歩みをつくっていきたいと思います。
(2007.11.3)
この語りを受けて、次回は、姫野雅義さんにインタビューします。
詳細は、ウェブをご覧下さい。
注*吉野川第十堰…徳島県の吉野川を分流するため1672年につくられた堰。
この改修をめぐり、様々な運動が行われてきた。
なかでも2000年に行われた住民投票は広く注目を集めた。(ウィキペディアより)
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