くりこま高原自然学校被災情報 080628

【耕英復興プロジェクト】 耕英地区の義援金受付口座を開設してあります。耕英地区に支援してください。耕英地区振興協議会と言う地区振興組織があります。イワナ・イチゴ農家はもちろん耕英地区全戸が会員です

【口座】ゆうちょ銀行
記号 18130 番号 9701021
耕英地区振興協議会復興基金

振込料はATM は無料ですが窓口では140円かかるようです。
お願いします。

≪くりこま高原自然学校WEBぺージ≫
http://kurikomans.com
自然学校の被災状況や今の動き、物品提供のお願いなど、最新情報を掲載しています。こちらも是非チェックしてください。

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皆様

 広瀬 敏通 :発

昨日に続いて今日も耕英地区に大型ヘリが

被災住民を乗せて飛びました。

昨日は41人という限定でしたが今日は98人の枠を言われていましたが、

全住民が100人なので市内各地に散らばっている全員は揃えられず、

結局住民以外の関係者(ボランティア)などを入れて99名がヘリに乗りました。

自然学校は12名が乗り、イチゴ農家の手伝いに入って

なんと300kgを収穫して背負子で持ち帰りました。

今がちょうど旬ということで、市場などで新鮮イチゴで出すには

時期がすでに遅すぎ、無理だという結論が出ました。

残念です。出荷するには熟れる手前の段階で収穫するのだとか。

今日の分もとりあえず、野菜農家の協力で冷蔵庫にいれ、

ジャムに加工します。

明日は天候が悪く、ヘリは飛びませんが、市の対応は明日以降も

ヘリによる一時帰宅は出来ませんが、それ以降の帰宅措置が

可能か否かが見えていません。

したがってイチゴ収穫作戦はリスクを減らして、ヘリに頼らず、

徒歩によるいちご救出?を考えています。

市内から車でダム近くの崩壊地前の車止めまで行き、そこから徒歩で

安全なルートをとって耕英地区に入り、集落入り口で車を使って

耕作地に行くという計画です。

その日程ですが、イチゴプロジェクトチームでは、今日、

7月4〜6日のあいだに実施するという方向で話し合われました。

これはイチゴの状況から割り出した日程です。したがって、市などの

合意ではないので流動的なため、可能な方は日程を予定に

入れていただければと思います。人手は最低でも50人以上は必要です。

正式決定はあらためてご連絡します。

新潟の高野孝子さん(エコプラス)からメールをもらいました。

新潟では山古志などの牛1200頭をヘリで降ろしたということです。

栗駒耕英では住民でさえ、昨日まで2週間近く帰宅させてもらえませんでした。

既報したように、市内での被災がほとんど無かったことからボラセンの設置もしない

という決定を被災2日後にはすばやく行い、激甚災害指定の申請も早めに

取り下げています。これらの姿勢には当事者意識の欠如が如実に見られ、

行政の対応の違いのあまりの落差に愕然とする思いです。

不明者10名を残したまま、明日からまとまった雨が降る被災地ですが、

雨の前に一時帰宅できたことは被災住民の気持ちにだいぶいい影響を

与えたようです。

まだ、家屋の片づけすら手付かずの耕英ですが、開拓魂で乗り越えるでしょう。

住民代表役の大場さんは、『耕英は打たれ強いんですよ。開拓なので米作農家と違

い、

毎年のようにさまざまな種を試し続け、失敗の連続で生きてきたから、

どんな事態でも次を考える癖がついてるんです』と語りました。

この心意気を私たちも学びたいと思いました。

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広瀬 敏通

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