転載:河北新報「全壊住宅は5戸 耕英地区被害調査 栗原市」

 宮城県栗原市は5日、同市栗駒の耕英地区で住宅の被害状況を調査した。全41戸のうち40戸を調査、全壊が5戸あった。避難生活を送っている地区の住民約40人が同日、一時帰宅したのに合わせて実施した。
 市、県の職員計28人が13班に分かれて調査した。立ち会う住民がいない場合は外観だけを調べ、いる場合は屋内も含めて調べた。
 農業大場浩徳さん(47)の自宅は、県と市の職員計3人が約30分かけて、家の柱や土台を調べた。職員は「柱が大きく傾くなど所々に被害があった。判定は後日になるが、『半壊』以上になるだろう」と語った。
 会社員新井秀夫さん(54)の自宅は、市の職員2人が状態を確かめた。職員は「ほかの地区の住宅も調べたが、耕英地区はとりわけ被害が大きい」と厳しい表情で話した。新井さんは「被害の大きさをあらためて実感した」と語った。
2008年07月06日日曜日

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