皆様
広瀬 敏通 :発
今朝、?報でお送りしたように、イチゴ収穫はタイムリミットを刻み始めており、
その期限は7月5日とはじきました。
7月5日には出来るだけ多くの方の参加でイチゴ収穫の人海戦術と
疲労の極みにある耕英地区の皆さんを元気付けるアクションをします。
今年の収穫が出来なくなった場合には、耕英地区の主要産業への
ダメージはとても大きなものがあります。ただでさえ、震災で開拓の集落
を維持することが困難な状況を突きつけられているときに、
今年の主要な産品すら駄目にしてしまうことは、経済的なマイナス以上に、
立ち直りへの希望すら断ち切りかねません。
にもかかわらず、イチゴ収穫を「万が一の際には市長の責任になる」(市収入役)
とする市の対応はすでに「人災」の領域といわざるを得ないでしょう。
佐々木さんらが今日、市役所に訪れ、道路工事の進捗や余震が収まってきた
経緯(強制退去措置の根拠は被災翌日の気象庁発表による
「今後1週間は震度6弱の余震の惧れがある」によるもの。
すでに被災後2週間たっている)などを含めて、
7月5日にイチゴ収穫作戦を行う旨を伝えましたが、
市からは「認可できない」ことを示唆されて帰ってきました。
市による強制避難措置はすでに根拠を失っています。
耕英地区では食糧、水、電気、ガスなど自給体制を持つ
開拓の暮らしなため、ライフライン(水、電気、ガス、通信)
の断絶のうち、通信だけが現在途切れているだけです。
これでは生活面にはなんら支障ではありません。
栗原市内との道が途切れていることも、すでに復旧工事が進み、
崩壊箇所は一ヶ所を残すのみです。ここは歩きの迂回ルートがあり、
特に危険はありません。
しかし、市は、歩いて耕英地区に入ることは何が起きるか分からないので
認められないという姿勢です。
かつて、道路が開通するまでの長いあいだ、開拓の暮らしは徒歩と車の
つぎはぎでした。これもなんら支障ではないし、危険は車道より少ないはずです。
2日は災害救援のさまざまな民間機関が耕英地区の避難所伝創館に訪れ、
効果的な救援の方法について論議します。これらの流れも踏まえて
耕英地区の正念場とも言えるこのイチゴ収穫(救出)作戦の成否も
見えてくるでしょう。
5日当日は東京発7時4分のやまびこ43号で、くりこま高原駅に
9時26分着です。ボラセンから車両を出しますので、作業しやすい服装
(スニーカーか長靴、帽子、雨具、タオル、水筒)でおいでください。
前日の4日から来られる方は寝袋持参で18時までに「みちのく伝創館」
においでください。くりこま高原自然学校の仮事務所で泊まれます。
夕食(夜食)は持参してください。周辺にはコンビニなどもあります。
6日もジャムつくりで多くの人手が必要です。
ぜひ皆さんの手をお貸しください。
申し込みは耕英避難所「みちのく伝創館」
「地域たすけあいセンター(ボランティアセンター)」内、
くりこま高原自然学校宛て、お願いします。
がんぼろう耕英!
がんばろう栗駒!
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広瀬 敏通