くりこま高原自然学校被災情報? 080618

にしむらです。

広瀬さんからの続報が届きましたので、転載させていただきます。

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皆様

  広瀬 敏通 :発

震災4日目。

すでに1週間、10日も経ったような感覚ですが、

被災時の被災現場とのやり取りでは常にこうした時間の流れ方です。

耕英の被災者だけが集まった栗原市岩ヶ崎の避難所では

自然学校のメンバーも4名、起居をともにしています。

本来?であれば避難所にはすでに多くのボランティアが

来ていて、それなりに統制も生まれて機能している時期ですが

今回は、行政(社会福祉課)(社会福祉協議会)では

ボランティアセンターは設置しない方針をとっており、

避難所では行政からの一方向の情報のみしか伝えられない状況のなかで、

焦燥と無力感とが支配し始めている様子が伝えられています。

錯綜する情報による混乱がたびたび発生する中で、

佐々木さんが自然学校のネットワークを活かして一元的な情報センターを

設置する働きかけを現在行っていますが、地区の自治会、市の

仕組みの壁が厚く、なかなか身動きが取れないつらさがあります。

そうしたなか、支援の声がさっそくカタチになり、

今日、4台の車が避難所に届きました。

『事故の責任はどうする』という声のあるなか、保険も整備された

気遣いの車ボランティアはくりこま高原自然学校スタッフが

運転して、お年寄りたちの病院送迎などのサービスを始めました。

また、昨日日報で書いたプリンターも即座に1台届き、稼動し始めています。

ほんとうにありがとうございます。

早急に避難所か便のいい場所に支援センターを民間で設置し、

避難所への支援と置き捨てられつつある耕英地区への可能な支援を

始める体制をとる予定です。

当面、センター機能を置く場所がまだ得られていないのですが、

避難所の孤立した状況を打ち破る元気のいいボランティアを数名

派遣することになりました。

まずは開拓世代のお年寄りが大多数を占める避難所で

ニーズ調査を含んだ、話し相手ボランティア、被災状況の聞き書き

記録ボランティアを募集します。

期間は問いません。形の上ではボラセンが無いので、自然学校の

仲間という形で支援に入ることになります。

佐々木さんの指揮下で動いてもらいます。

民間ボランティアの活動が事実上、封じられている?はじめての

体験ですが、地元の皆さんと調和を図りつつ、

徐々に支援の明るいパワーを届けていきたいと思います。

当面、現地までの交通費滞在費は自分持ちの方に限ります。

寝袋、洗面具、着替え、保険証、免許証などを持ってきてください。

受付は下記宛、お願いします。

支援物資についてはボランティア同様、行政が積極的な受け入れ態勢を

もっていないため、独自のラインを作りながら少しづつ避難所に

拡げていければと思っています。

今、佐々木さんが必要物資リストを調べているところですので

お待ちください。

明日には支援カンパの口座が開設されますので

早急にお伝えします。

マスコミははや、情報ソースが尽きてきて、紙面、ニュースとも

急速に関心を失いつつあります。

現状、情報を発信する手立て(ボラセン、災害対策本部)が

無いか、機能不十分なのでこれは避けられません。

私たちの手で、多くの人の関心を持続させていく方法を

とらねばならないというもう一つの仕事も生まれています。

今後とも注目をお願いします。

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広瀬 敏通

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