教室の名前は「ひとつのおさらまで」。若い方の学びたい気持ちに応えた内容は、シリーズで受けていくと、ひとつのおさらでやっていることの真髄を知ることができるというもの。
先ず1回目はお出汁を学び「だし巻き」の技を習得する。これオススメ。少人数開催なので、お料理経験の少ない方や、自信の無い方にぜひ来て欲しいと思っています。
(^^)西村和代
〜 ホンモノのやさしいご飯を、お家でもつくれるようになる時間 〜
お野菜などがつくり手から私たちの手元に届き、料理ができておさらにのるまで。
その一つなぎの過程には、たくさんの出来事がつまっています。
素材や調味料を選び、工夫しながら材料を切りそろえる。火加減を見ながら、味はもちろん、香りや見た目の美しさ、舌で感じる温度に気を配る。
自分自身や家族の健康と食す楽しみを描き、作り手の想いと愛情があらわれるその行為において、和食は大切な存在だと感じています。
乾物からお出汁をとり、発酵調味料をつかうことで、私たち自身と近い環境で育つ自然の恵みを最大限においしく健康的にいただく、和食は日本に昔から伝わる、食べることの智慧の結晶です。
料理のあいだお鍋をあけた時、ふわっと漂うお出汁の香りに、心が温かくなります。
その優しい湯気からの幸せな気持ちを味わっている人は、きっとたくさんいるのではないでしょうか。
そんな和食の基本となるお出汁のとりかたに始まり、調味料の選び方、一つ一つの素材について見聞を深め、実習を通してお料理のコツをお伝え頂く場を創らせていただくことになりました。
講師の西村和代さんは、長年にわたり「食」と「食育」にまつわる様々な活動に取り組まれています。一人の女性として母として、台所のスペシャリストとして生きる和代さんが、食のことを語る姿からは、食べることはお腹を満たすだけでなく、生きるために大切なエッセンスがつまっていることが、いつも伝わってきます。
日々、料理を楽しまれている方はもちろん、料理に苦手意識のある方、和食に敷居の高さを感じる方にこそ、「簡単で毎日の食卓に活かせる」をテーマに、少人数で伝授して頂きますので、安心してお申し込み頂けると嬉しいです。
各回、調理したものを最後に皆様で頂きます。それぞれ皆様のその日の体験をシェアしたり、和代さんとゆっくりお話し頂く時間となれば幸いです。
<講師、西村和代さんから参加者みなさまへのメッセージ>
わたしたちは、わたしたちが食べたものでできています。食べたものでココロもカラダもつくられているんだと気づくとき、未来ではなく“今ここ”に向き合うことができます。
料理は文化であり、伝統の中につまっている”何か”を、本能的に知りたいと感じるのです。
与えられたいのちを喜び、楽しみ、いつくしみ、美しく、しなやかに生きる。
ぜひ一緒に味わってみましょう。
**こんな方にぜひオススメです**
・健康的で美味しい和食を作りたい方
・短い時間でも丁寧にできる料理のコツを知りたい方
・余った素材や調理品の便利な保存方法、他の料理に活かすコツを知りたい方
・和食の伝統的な魅力を、根掘り葉掘り探求したい方
・五感で料理を感じることが、楽しく心地よい方
*献立とスケジュール*
第一回 8/20(日)18:00~20:30
テーマ:「出汁」のおはなし
実習:「だし巻き卵」 おくどさんのご飯、お味噌汁付き
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第一回の実習では、昆布と鰹のお出汁のとり方を学び、3種類の昆布で味の違いを試してみましょう。
残った出汁の保存方法と、使い終わった昆布の活用にも触れていただきます。
また、卵焼き用のフライパンの素材による違い、銅とテフロンそれぞれの調理時の扱い方など、道具についてもお話しいただく予定です。
火加減、油のしき方、菜箸できれいに卵を巻くコツなど、だし巻き卵には奥深い料理の体験が詰まっています。ふわっときめ細やかなだし巻き卵を目指して、みなさんと学びたいと思います。
第二回 10/15(日)18:00~20:30
テーマ:「味噌」のおはなし
実習:「炊き込みご飯と味噌汁」
第三回 12月3日(日)18:00~20:30
テーマ:「醤油」のおはなし
実習:「ぶりと大根の炊いたん」
第四回
2018年2月(日付未定)18:00~20:30
テーマ:「片栗粉・粉くらべ」
実習:「干しモノを使って肉入りあんかけ」
第五回
2018年
4月(日付未定)18:00~20:30
テーマ:「塩と油」のおはなし
実習:「天ぷら」
第六回
2018年6月(日付未定)18:00~20:30
テーマ:「酢」のおはなし
実習:「アジの南蛮漬け」
第七回 8月(日付未定)18:00~20:30
テーマ:「砂糖」のおはなし
実習:「田楽」
<ワークショップ会場>
「ひとつのおさら」
京都府京都市中京区花立町274
HP : http://www.1osara.com/
<お申し込みについて>
スケジュールが確定している、第一回〜第三回までを受け付けています。
参加費:
・第一回〜第三回までを一括でお申し込みの方 一回につき5,000円
・各回でお申し込みの方 6,000円
※材料費、お食事の費用を含みます
定員:各回8名
<お申し込み方法>
件名「ひとつのおさらまで 申し込み」と題し、
・お名前
・メールアドレス
・ご連絡先(携帯番号)
・参加希望日程(第一回〜第三回までの一括または、各回の希望日程)
・もしよければ、参加動機/講座に期待すること
をお書き添えの上、下記メールアドレスまで、お申し込みください。
hitosaramade*gmail.com(*を@に変えてください)
<お申し込みにあたって、ご確認ください>
*材料調達の関係で、当日の5日前以降のキャンセルは、2,000円を頂戴いたします。
*費用は、当日受付でお支払いください。
*各回の調理内容によって、終了時間が前後する場合がございます。
お時間には余裕をもって、お申し込みいただければ幸いです。
<講師プロフィール・西村和代(にしむらかずよ)>
カラーズジャパン株式会社 代表取締役
一般社団法人エディブル・スクールヤード・ジャパン 共同代表
1967年京都生まれ。子育てやPTAでの役員経験を活かした独自の主婦視点を持ち、環境教育、食農教育、人材育成、まちづくりの分野で活動するソーシャル・イノベーション(社会変革)の仕掛け人。社会人入学した大学院では「いのちと食と農」をテーマに、小学校と協働して行う5年間の食育プロジェクトの実践研究に取り組んだ。並行して「同志社有機農業塾」で有機農業を学び、広島修道大学では農業実習の指導にあたっている。
2014年5月には「季節とつくり手がみえる、おうちのごはん」をコンセプトにしたおばんざい食堂「ひとつのおさら」をオープンした。2016年、子どもの探求心を育み、働く親のサポートになる「まなびの食卓」を企画。京都の大学生と共に地域の居場所として飲食店での「子ども×学ぶ×食べる」を提案する。
<ひとつのおさらまで運営スタッフ・プロフィール>
・望月小夜加 (もちづきさやか)
写真家として活動する中で、友人からのご縁を頂き、西村和代さんと出会う。
日常は、個人の方から企業まで、様々なプロジェクトに写真と映像で協力。
生活や生きることにまつわる取り組みの現場に足を運びながら、日本とアジア、その土地の自然、その地に息づく人々のメッセージをすくい上げ、発信しながら、表現の可能性を探求する日々。
・岡田味佳(おかだみか)
東京都生まれ。UKと日本に拠点を持つ多国籍なデザインチームFruitmachine所属。アートやカルチャーから、食や農・海森川里、地域コミュニティ、社会起業家、国際人権NGOまで幅広い分野のアートディレクション・デザインを手がける。2011年東日本大震災を機に、地方と都市をつなぐ持続可能性のある仕組みづくりや、社会におけるデザインの在り方を追求している。
2017年春、京都に拠点を移し、日本の美しい伝統や文化を紡ぎ、自然に寄り添った暮らしへのシフトを少しづつ実践中。
<企画協力・桜井肖典(さくらいゆきのり)>
一般社団法人RELEASE;代表理事。デザインコンサルティング会社を経営、2013年よりイノベー ションプログラム『RELEASE;』を主導、現在まで5000名を超える参加者へ講演やワークショッ プを重ね、その取り組みは国内外各地へと広がりをみせている。また、自身の活動を経済におけ る広義のパフォーマンスアートと位置づけ、京都を拠点として年の半分近くは国内外を移動しなが ら、「芸術と社会変革のあいだ」でビジネスプロデュースをはじめとしたカテゴライズされない 活動を展開する社会芸術家であり起業家。
** 「ひとつのおさらまで」webページ **
https://hitosaramade.tumblr.com/