岩手・宮城地震での「くりこま高原自然学校」

くりこま高原自然学校の被災の様子や復興支援の様子を伝える広瀬敏通さん(ホールアース自然学校代表)からのメールを転載します。今後随時最新情報を更新していきたいと思います。(西村仁志)

皆様

  広瀬 敏通 :発

10年ほど前?に震度5を経験した栗駒で

再び、それを上回る強い地震が起きました。

報じられているとおり、もっとも甚大な被害を受けた

駒の湯周辺、まさにその上に私たちの仲間である

佐々木豊志さんの「くりこま高原自然学校」があります。

彼は13年前に阪神淡路大震災勃発時に

私とともに第1陣で現場に駆けつけた経験豊富な人間です。

地震勃発以来、連絡が取れなかったのですが、ようやく

全員無事ということで本人と話すことができました。

昨日中に寄宿していた山村留学の中学生らはヘリコプターで

佐々木さんの奥さんの実家である栗原市に下ろし、

そこから学校に通う段取りがついたようです。

被災現場に残ったのは佐々木さん以下16名で、

当面、山水、畑、備蓄の食糧、発電機で賄えるようですが、

今日、歩いて登ってきた自衛隊の話では、車道以外も崩れていて

歩き道もかなり危険だということです。

そのため、16名中12名を今日中にもヘリで降ろし、

佐々木さんふくめ4名が残るよう予定です。

今回の地震では集落の集中している箇所の被害は幸い、すくなく、

農家など点在している地域での被害が大きかったために、

避難所などの体制よりも、親戚への疎開などで賄う人が多い見込み

なので、震災への救援、支援の活動も

しばらく様子を見ることになるでしょう。

くりこま高原自然学校では今夏の仕事はもちろん、

長期に亘り、仕事ができない状況に追い込まれる見通しで、

私たちも可能な限りの支援を考えていきたいと思います。

とりあえず、自然学校むけの支援カンパを始めたいと

思います。

カンパ先や最新の情報については、引き続き、ご報告します。

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