転載:毎日新聞「岩手・宮城内陸地震:イワナの命あるうちに 栗原・耕英地区住民が復興へ思い」

岩手・宮城内陸地震:イワナの命あるうちに 栗原・耕英地区住民が復興へ思い

 岩手・宮城内陸地震で、全住民が避難している栗原市の耕英地区の金沢大樹行政区長(65)らが19日、避難所になっている同市栗駒岩ケ崎の「みちのく伝創館」で会見した。金沢区長らは「雨で道路の亀裂が深まるのが心配。一日も早く耕英地区への道路が復旧するように国などに要望を続けていく」と心境を語った。

 会見には金沢区長や切り花農家ら5人が出席した。イワナ養殖やイチゴづくりを営む大場浩徳さん(48)は「イワナの命があるうちに耕英地区に行ってみたい」と話し、「道路が復旧すれば、すぐにでも復興活動をしたい」と語った。

 金沢区長は「団結力をもう一度高めて、復興させるという気持ちをなくさないように努めたい」と話した。【町田徳丈】

毎日新聞 2008年6月20日 地方版

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