くりこま高原自然学校被災情報? 080622

ホールアース自然学校の広瀬さんからの情報を転載します。

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皆様

 広瀬 敏通 :発

雨が降り始めようとしている被災地ですが、皆さんのおかげで

避難所はようやく、活気のある声が聞こえ始めています。

ボランティアがボラセン開設後、20人程度来てくれ、

お年寄りが多い避難所内に『見捨てられていない』という気分が

感じられるようです。ありがとうございます。

ボラセンでは明日にもようやくインターネットが入る予定です。

これまで通信手段が乏しく、活動に支障を来たしていましたが、

これからは徐々に動き出していけるでしょう。

電話は今日、開通しました。

《0228−45−6092》

9:30〜17:00にご連絡をお願いします。

ボランティアの受付もこちらで出来るようになりました。

よろしくお願いします。

既報の耕英地区特産のイチゴと岩魚の救出作戦は、いま、それぞれの

農家を中心にチームを組んで、作戦実行に向けて詰めています。

24日にはある程度の概要が見える予定です。作戦の遅くとも数日前には

皆さんに告知しますので、ぜひ、収穫ボランティアをお願いします。

なお、先ほどまで佐々木さんはTV取材を受けていましたが、

明朝、8:10からフジテレビの『とくダネ』に生出演します。

どうぞ、ご覧ください。

栗原市内に、市民の方のご協力で民家を借りる手はずが

でき、そこに『くりこま高原自然学校』の仮事務所を

開設する準備が始まりました。

自然学校は現在、実質的に業務が停止している状態ですが、

被災地での種々の活動はもちろんですが、自然学校としての

ノーマルな活動も動かしていかねば、自然学校の存立が危うくなります。

そこで、目前の夏の行事はもちろん、さまざまな仕事が出来る体制を

なんとか作るために力を注ぎます。

自然学校の機能が復活すれば、日本エコツーリズムセンターの協力で、

『震災エコツアー』も催行できます。

震災は見世物ではありませんが、これまでは被災地にはボランティアとしてしか

入ることが出来ず、一般の方がなんとか役に立ちたいと思っても、

高い敷居がありました。

わが国は世界の0,25%の国土面積であるのに、世界で起きている

M6以上の大地震の23%がこの狭い国土に集中しています。

『災害大国』というのが日本の別名でもあります。

わたしたちが被災の現地に接することで学べることは膨大です。

子どもたちの災害教育にも、市民の防災学習にも、できれば国民すべてが

被災現場に関心を持ち、多様な方法で現地に出会える手立てを作りたいと思います。

夏には、美しい栗駒山の森や湿原と震災の無残な爪痕をめぐるツアーを

くりこま高原自然学校のスタッフ(できれば佐々木さんに)案内してもらい、

私たちがなにが出来るのかを考えるきっかけになるような『震災エコツアー』

が実施できるように詰めていきたいと思います。

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広瀬 敏通

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