転載:朝日新聞「被災のイチゴ、ジャムに 一時帰宅で搬出 宮城・栗原」

「被災のイチゴ、ジャムに 一時帰宅で搬出 宮城・栗原」

 岩手・宮城内陸地震で避難している宮城県栗原市栗駒耕英の住民ら99人が28日、一時帰宅に際してイチゴを収穫し、陸上自衛隊のヘリで運び出した。今後、ジャムにして販売する予定だ。

 この日は7戸のイチゴ農家が約300キロを搬出した。本来なら6月中旬に出荷する予定だったイチゴは、真っ赤に熟れていた。住民らはお礼として、約70キロを災害対策本部や自衛隊に贈った。

 大場浩徳・耕英地区振興協議会長は「家を見るとへこむが、畑を見ると作物は頑張っている。イチゴをジャムにして、頑張る気持ちを持ち続けたい」と話した。

2008年6月29日10時6分

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