役に立たないフリーランスの話 その2.服装は何を着ている

 前号にも書いたが勿論「毎日スーツを着る、ネクタイを締める」なんて習慣はない。あんなものはそもそも日本の風土には合わない。あのスタイルのあるところ、オフィスでも、電車でも、バスでも、あらゆる所で冷房が欠かせなくなる。資源の無駄使いだ。

私はといえば、いまの季節は仕事場(家)ではTシャツと短パン。打ち合わせや短大の講義などはアロハシャツかポロシャツで、「襟があるのはフォーマルな服装」と勝手なことを言っている。ちなみに我が家では居間や仕事場にクーラーはない。

 「暑くて仕事にならないでしょう?」という質問があるが、「暑いときには仕事をしない。」と決めれば良いことだ。涼しい午前中に仕事を片づけ、終わらなければまた夕方からやればいい。(そういえば小学生のとき、「夏休みの宿題は朝のうちにすませましょう。」って言われていたのを思い出した。それと同じ。)暑い盛りは昼寝でもすればいい。夏の暑い時間帯に大勢の人間をコンクリートの狭い部屋にわざわざ集めて、首もとを絞めて仕事をさせようということにそもそも無理があると経営者は気づくべきだ。

 冬はだいたいフリースジャケットやベストだ。「あ、ユニクロの」と言われそうだが、こだわりがあって「パタゴニア」のフリースを着ている。値段はユニクロの10倍するが、良いものは長持ちするし、そしてこのブランドの心意気が好きだ。ちなみに夏のアロハやポロシャツも実は「パタゴニア」を着ていることが多い。日本支社の方には申し訳ないが、サンフランシスコやハワイのハレイワのお店で買う。(そのほうが安いから)

 以前、大阪心斎橋にあるパタゴニアの店にヨセミテのスライドショー&トークで「スピーカーシリーズ」のゲストに呼んでいただいた。ギャラは現物支給だったが、私にはありがたかった。

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